第2新卒のルート営業入ったオタクが勤め人を辞めるのを志す

新卒でプログラム苦手なのにSEになって鬱になりかけて辞めた私。ある出会いをきっかけに挑戦と継続を目指すために思ったこと、為す事、起きたことを綴るための書き溜めることを決意するための日記書き。

【番外】森くんの話①

 前回話に出た森くん。彼は学生時代からの付き合いだが、これから先死ぬまで仲良く付き合っていく最高の友人と確信している。そんな彼の話を少ししたいと思う。

 ちなみに彼の座右の銘は「人間50年」である。信長かよ。それを体現するかのように全力で今を生きている。

 

 平凡に平和に生きていた俺には驚きの連続だった

 出会った高校時代。彼はクラスメイトだけでなくほかのクラスの人とも仲が良く、掃除も真面目にやっている印象が強かった。勉強は苦手で、一部の先生からはあまり印象はよくなかったように見えた。そんな彼の話を聞くと、真面目に生きてきた私にはよくわからないエピソードが多かった。

  • 数メートルある崖から落ちたが、落ち葉の溜まっている場所に落ちて助かった
  • 自転車で帰っていたら猪が唐突に横から出てきて吹っ飛ばされた挙句川に落ちた
  • 猪1体くらいなら追い返すことは容易
  • 親父が強すぎて喧嘩した時ボディーブローを一発もらった瞬間に気絶した
  • 兄弟喧嘩で兄の寝込みを狙って鼻にかかと落としをかまし

上記は中学時代までのエピソードである。高校時代でも様々やってくれたが、既に「こいつやばいやつだなぁ」と思っていた。

高校時代にも見事にいろいろやってくれていた

 思い立ったが即行動な彼。私はアニメ、ゲームの話を彼に持ち掛けた。元々、興味があったらしいが当時の深夜アニメを進めたときにドはまりしたようで、アニメを見た翌日に教壇に立って「俺オタクになるわ!」と宣言。いやお前何やってん…。

 その後英語の外国人教師とアニメの話で意気投合しハグし合うというよくわからない出来事もあったが、もはや何が起きても思うまい。

彼にはよくわからないカリスマ性があった

 そんな彼だが、いつも周囲に人がいた。不思議な人間ということもあるが、本当に人を引き寄せる力があるかのように集まるのだ。話し方、話のジャンルの幅、トークスキル。彼が嫌いという人はほとんどいないながらも、八方美人のような人間ではなかった。きっとこれがカリスマ性なんだろうと高校時代にして感じた。

 私はそんな彼と長く接して自分の新しい可能性を発見したり、彼の立ち振る舞いと考え方を真似して人との関係の築き方などを学んだりと、多くの影響をもらった。彼は私にとって人生最大の恩人であり、これは不変だと言い切れる。彼と出会わなかったら今の私はいない。

 

出会いはいつだって奇跡である。社会人になっても出会いを作る機会はいつだって作っていくように心がけるのだ。